四日市市民公園リニューアル工事について
平素は本市の公園行政にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
この度、近鉄四日市駅西側にあります「四日市市民公園」を全面リニューアルすることになりましたので、整備内容について、3つのポイントに絞ってご紹介いたします。
◇整備後も市民の皆様に愛される公園になるために
現在の公園は、正面に噴水を配し、噴水越しに広場を望む構成となっております。
この噴水は「七海のかけ橋」という愛称があり、国際友好を目指した「交流のまち」をテーマに、四日市市が七つの大洋(北太平洋、南太平洋、北大西洋、南大西洋、インド洋、北氷洋、南氷洋)をひき結ぶ虹の架け橋となるように、という思いが込められています。
中央の広場部分には、伊勢湾周辺地域が描かれており、四日市港を示す位置には、球体のモニュメントを配しています。これらは、名古屋大都市圏において、四日市市が西の中枢都市として、発展していく将来像を表現しています。また、球体のモニュメントの後ろには、「平和の女神像」が坐しており、四日市空襲への思いから高さ 6 尺 1 寸 8 分で、平和のハトの形をかたどって両手を広げた姿をしています。
これらの想いを継承すべく、噴水および女神像は現在のまま残地し、広場部分についても、現在のイメージを踏襲し、整備を行う予定です。
◇ローカル5Gを活用したスマート技術を体感
今回の中心市街地再編に併せて、株式会社シー・ティー・ワイが中央通り全線1.6kmに次世代の通信システムである「ローカル5G」を整備しました。このローカル5Gを活用し、市民公園では Free wi-fiの利用環境や、暑さ指数をはじめとした空間の快適性を測定する環境センサ、まちなかのイベント情報を発信するデジタルサイネージを整備します。
市民活動の拠点となっている市民公園が、スマート技術の活用により、さらに高質な空間に生まれかわり、市民の皆様にとって、何度も訪れたくなる空間となることを目指します。
◇都会のオアシスとなるように
市民公園は中心市街地において、市民の皆様に対し、緑陰を提供できる貴重な空間と考えております。今回の整備においても、既存樹木を保全しながら、多年性の地被植物を新植することで、季節ごとの花を楽しめる空間となるよう整備を行います。
また中央通りの分離帯にあった特産茶展示圃を公園内に移設し、四日市市の特産品である「お茶」を来街者にPRするだけでなく、市民の皆様に茶摘み体験をしていただけるように整備いたします。
市民公園誕生から約30年
市内の公園で「四日市」という名称がつく公園は、この「四日市市民公園」のほかにはありません。公園全体で四日市を体現し、引き続き、市民の皆様に愛され、共に育める公園となるよう整備を行いますので、ご理解とご協力をお願いします。